静岡鉄道の新静岡―新清水間を走る1000形の雄姿=2006年5月21日午前10時23分、静岡鉄道提供
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 静岡鉄道の新静岡―新清水間を約半世紀にわたって走り続けてきた「1000形」電車の最後の車両が引退することになり、30日にラストランを迎える。市民に長く愛された雄姿を見るのもいよいよ最後になる。

 1000形は1973年~85年に24両が導入された。オールステンレス製で前面の窓に大型ガラスを用い、導入当時には最先端の洗練されたデザインが特徴だ。

 2両1編成で静岡清水線の11キロ15駅を20分余りで結ぶ。通学・通勤客のほか、「狐ケ崎ヤングランド遊園地」(1993年閉園)や草薙球場、県立美術館など沿線にある施設を訪れる人たちに親しまれてきた。

 2016年に新型のA300…

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