博多港と韓国・釜山港を結ぶ高速船「クイーンビートル」(定員502人)が7月10日まで1カ月以上、全便運休する事態となっている。航行中に浸水が確認され、修理が必要となったためだ。運航するJR九州高速船が原因調査や予約客への対応を進めている。
同社によると、5月30日に釜山港に着く直前、船首部分への浸水を知らせる警報が出た。復路は乗客を乗せず、博多港に戻って点検した結果、溶接部に長さ110センチ、幅1~2ミリのひび割れが見つかった。
同社は当初、6月28日までの運休を決めたが、工期を精査して延長。期間中の約1万2千席の予約について、連絡や返金を進めている。
クイーンビートルは昨年2月…