春から初夏にかけて和歌山県由良町の白崎海岸周辺の島や岩場などに繁殖のため飛来するウミネコの姿が、2021年を最後にほとんど見られなくなっている。海岸沿いの県道で響いていた「ミャーオ、ミャーオ」という鳴き声も聞こえてこない。地元の人や専門家らは「いったいどこにいったのか」と首をかしげる。
行方を捜す学芸員
ウミネコはカモメの仲間で、全長約45センチ、翼を広げると1メートルを超える。白崎海岸の小さな島や岩礁に例年、4月下旬ごろから7月上旬にかけて繁殖のために飛来していた。
白崎海洋公園近くの岩場「大…