神火をともしたたいまつを手に大神山神社奥宮から続く参道を練り歩く人たち=2024年6月1日午後7時42分、鳥取県大山町、伊藤進之介撮影
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 中国地方の最高峰・大山(鳥取県大山町、標高1729メートル)で1日夜、夏山開きの前夜祭があった。恒例の「たいまつ行列」に多くの人が参加し、杉木立の中の石畳に炎の帯が揺れた。

 午後7時前、中腹の下山神社で、登山用具のロープやピッケルなどをおはらいして登山者の安全を祈願する神事が行われた。その後、ほら貝の音が響き渡る中、神火をともしたたいまつを手にした観光客らが、隣接する大神山(おおがみやま)神社の神門そばから参道を1キロあまり練り歩いた。

 2日午前には、登山事故がないことを祈願する神事が山頂付近で開かれ、大山の夏山シーズンが始まる。(伊藤進之介)

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