民俗学者・柳田国男の出身地で、妖怪によるまちづくりをしている兵庫県福崎町で、2023年度の観光客数が70万人を突破した。かっぱの妖怪を池に出没させるプロジェクトが始まった10年前に比べて、3倍近く増えた。
町地域振興課が県の観光客動態調査の実施要領に基づいて推計したところ、23年度の観光客の入り込み数は70万1298人だった。前年度の60万4379人に比べ、約9万7千人増えた。
観光客、徐々に増加
特に町の非公式キャラである「河童(かっぱ)のガジロウ」が池から飛び出す辻川山公園には約16万7千人が訪れ、前年度より約2万8千人増えた。町内に20基ほど設置されている「妖怪ベンチ」は8万人余りが訪れ、前年度より約2万7千人増加した。
ほかにも妖怪関連のグッズや…