JR東日本は7~9月に、新宿駅から白馬駅(長野県白馬村)に向かう夜行の臨時特急「アルプス」を走らせる。首都圏と松本・白馬方面を結ぶ夜行列車の運行は6年ぶり。早朝から登山をしたい乗客の需要にこたえたという。
「アルプス」は9両編成で、全車指定席。現在は首都圏と伊豆半島を結ぶ特急「踊り子」の車両を使う。
運転日は、出発日ベースで7月12日と8月9日、9月13、20日。祝日や振り替え休日で3連休になる直前の金曜日に設定した。新宿駅を午後11時58分に出発し、白馬駅に翌日の午前6時22分に到着する。
JR東日本長野支社によると、首都圏から松本・白馬方面に行く夜行列車はかつて、急行「アルプス」が2002年まで、その後は快速「ムーンライト信州」が18年まで走っていた。今回、臨時で夜行の特急を運行するのは、夏の信州に観光客を呼び込むキャンペーンの一環という。(小山裕一)