能登半島地震の被災者の足を洗ってケアする。そんなボランティア活動を続けている大阪の看護師たちがいる。
名付けて「足浴ナイチンゲール」。
けがや感染症を防ぎ、健康を保つ効果があるという。被災者を足元から支えている。
「気持ちいい」。4月21日、石川県輪島市の高齢者施設。看護師の細田夕子さん(45)に足を洗ってもらうと、お年寄りから思わず声がもれた。
細田さんは大阪府内のクリニックに勤務し、皮膚・排泄(はいせつ)ケア特定認定看護師やフットケア指導士の資格を持つ。新型コロナの感染拡大期にはクラスター(感染者集団)が発生した施設を訪ね、看護師チームで入所者に足のケアをした。
長引く避難生活 その異変
金沢市の病院で勤務した経験…