日本生命保険の看板

 日本生命保険は16日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下の保険会社コアブリッジ・ファイナンシャルに、約38億ドル(約5950億円)を出資すると発表した。日生のM&A(合併・買収)案件で過去最大となり、米国市場に本格的に進出する。

 コアブリッジは、個人年金分野で米国のシェア3位につけ、生命保険や団体年金事業も手がける。日生は20%を出資し、持ち分法適用会社とする。当局の認可手続きを経て、出資の完了は2025年2月末を見込む。出資額は、15年に三井生命保険(現大樹生命保険)を2760億円で買収したのを超えて過去最大だ。

 日生は24~26年度の経営…

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