A東京との試合中、気合をいれる琉球の桶谷ヘッドコーチ=Bリーグ提供
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 (バスケットボール、日本生命Bリーグチャンピオンシップ準々決勝第3戦・琉球58―57A東京)

 昨季王者・琉球のしたたかさが往年のライバルを上回った。

 A東京の司令塔、テーブス海が「攻守で遂行力が低かった」と反省した前半。琉球は防御で様々な作戦を繰り出して、主導権を相手に渡さなかった。

 試合を通してエースキラー小野寺祥太をテーブスに張り付け、ボディーブローのようにキーパーソンの体力を削り続けた。

 第1クオーター終盤。流れの悪いA東京がタイムアウトを取った後は、これまであまり見せなかったエリアを守るゾーンディフェンスの布陣を敷き、立て直しを図ろうとした相手の思惑を外した。

 そして、大黒柱のジャック・…

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