朝日新聞の取材に応じるウクライナのマリュスカ司法相=2024年5月7日、キーウ、藤原学思撮影
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 2年以上に及ぶロシアの全面侵攻を受けるウクライナのデニス・マリュスカ司法相が朝日新聞の取材に応じた。来月開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた関係国との協議が続くなか、マリュスカ氏は「ルールに基づく秩序を考えてほしい」と強い対応を取るよう訴えた。

  • ウクライナ司法相、インタビュー一問一答

 G7サミットは6月13~15日、イタリアで開催され、議題の一つになるとみられるのが、3千億ドル(47兆円)前後に及ぶロシアの凍結資産の活用法だ。マリュスカ氏はウクライナにとって最善のシナリオは「完全な没収だ」と指摘する。

 世界銀行などは2月、ウクライナの復興に今後10年間で4860億ドル(76兆円)が必要になると試算した。マリュスカ氏は「侵略には責任が伴わなければならず、当然、賠償金を支払う国際的な義務が生じる」と主張する。

■EUは「利子」の活用で合意…

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