国分寺市の新庁舎完成予想イメージ=市提供
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 東京都国分寺市は、新庁舎の建設費用の一部を、不特定多数の人から資金を調達する「クラウドファンディング」で集め始めた。市民に市庁舎に親しみを持ってもらうためという。目標額は500万円としている。

 市では、耐震強度不足と診断された旧本庁舎を解体するため、行政機能の一部が2008年度から、他の施設や事務所に移転・分散されていた。新庁舎はJR西国分寺駅に近い都公文書館南側の旧都有地に22年12月から建設している。今年9月に完成予定で、開庁は来年1月になる見通しだ。用地取得などを含む総事業費は約149億円という。

 新庁舎は、市医師会が入る「いずみプラザ」や国分寺消防署と隣接する。移転後、防災拠点としても関係機関と連携を強めていくという。多目的スペースや、隣接する都立武蔵国分寺公園を一望できるテラスなども設置する。

 寄付は、今月から7月末まで…

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