ウクライナ北東部ハルキウ州ボウチャンスク近郊で2024年5月12日、ロシアの攻撃によって被害を受けた建物の前を通り過ぎる住民=AP
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 ウクライナ北東部ハルキウ州ボウチャンスクに対し、ロシア軍が激しい攻撃を続けている。全面侵攻前には1万7千人が暮らしていた街は、住民の避難が続き、13日夜時点で200人ほどしか残っていない。

 「私が働いていた病院は壊された。私が勉強した医大も壊された」

 ボウチャンスク出身の看護師カテリーナ・ゴリンスカさん(40)は13日、オンライン取材にそう語った。「私の実家がまだあるのかどうか、もうわかりません」

 実家はロシアとの国境から5.5キロしか離れていない。自分が育った街、双子の息子を産んだ街。ここ数日、一帯が再び壊されていく様子を動画で目にしている。

 ハルキウ州は2022年2月の全面侵攻開始と同時にロシア軍に攻め込まれた。ボウチャンスクはウクライナ軍が奪還した同年9月まで占領下にあった。

 ゴリンスカさんは同年6月に…

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