NISAは、英国のISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)の日本版として、最初にNipponの「N」をつけた
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新NISAのイロハ④

 ――前回、投資初心者には新NISAの「つみたて投資枠」が向いていると教えていただきました。「つみたて投資枠」にはどんな商品があるのでしょうか

  • 【連載初回】今こそ聞きたい新NISAの基礎 老後への備え、専門家が解説します

 つみたて投資枠の対象は、2月末時点で投資信託(ファンド)274本、ETF(上場投資信託)8本。たくさんあるように見えますが、実際に買えるのは、ご自分が新NISA口座を開いた金融機関が取り扱う投資信託・ETFに限られます。

 取り扱う投資信託の数は、ネット証券が最も多く、次いで一般証券会社、銀行と続きます。取り扱い数の多い金融機関でも、推奨の投資信託は数銘柄に絞っているのが一般的。そうですねえ、五つ前後の中から選ぶといった感じでしょうか。この中から自分の投資運用方針に合ったものを選ぶことになります。

 投資運用方針は、①リスクを最小限にして安定的な運用を目指す②リスクをとって運用資金増を目指す③その中間を目指す、の3パターンが考えられます。自分の方針に合った投資信託を選ぶのが良いでしょう。 

慣れるまでは低リスク、少額で運用

 ――なるほど。どう選べばいいのかイメージできて少し気が楽になりました。私は投資初心者でリスクが怖いので①かな…… 

 投資に慣れるまではそれでいいと思います。

 投資信託の種類をもう少し詳しくみてみましょう。

 まずは、初心者向けとされる…

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