
カナダ東部のシャルルボワで開催された主要7カ国(G7)外相会合が14日に閉幕し、ウクライナ侵攻をめぐる停戦協議などで対立する欧米が歩み寄り、何とか共同声明の発出にこぎ着けた。日本は、米欧の亀裂がこれ以上深まれば、インド太平洋地域の安全保障に悪影響が及ぶことを懸念しており、会合に出席した岩屋毅外相は「G7としての結束」の重要性を強く訴えた。
- 岩屋外相、米国務長官に「遺憾の意」表明 鉄鋼・アルミの関税めぐり
「ウクライナの和平のあり方は、インド太平洋を含む国際秩序に影響を与えうる。力による一方的な現状変更が許されることがあってはならない」。閉幕後、岩屋毅外相は記者団にこう語り、「米国の関与を得ながら、G7として結束することが重要だ」と強調した。
共同声明では、米国が主導す…