
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議がカタールで始まり、米国のウィトコフ中東担当特使も参加し、12日も協議が続いた。イスラエルメディアが報じた。有力紙ハアレツは関係者の話として、「協議は前向きに進んでいる兆候がある」と伝えた。
停戦協議をめぐっては、イスラエル側がさらなる人質解放を進める第1段階の停戦の延長を求める一方、ハマス側は恒久的な停戦とイスラエル軍の完全撤退を進める第2段階への即時移行を求め、膠着(こうちゃく)状態にあり、事態の打開につながるかが注目される。
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ウィトコフ氏は12日、エジプトやサウジアラビアなどの外相とも会談し、アラブ諸国が策定したガザの再建計画について協議した。カタール外務省の声明によると、「協議を継続することで合意した」という。
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