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2025年3月に限定販売された「ちくわたい焼」=かめや提供

 長野県民のソウルフードといわれる「ビタミンちくわ」を使った「ちくわたい焼」が今月、県内外で販売されている。ユニークな見た目でツナマヨの味わいを楽しめるという。

 商品は、たい焼きの皮にビタミンちくわの磯辺揚げとツナサラダを挟んだもの。テイクアウト専門の飲食店「焼きたて屋」が、全国11県にある67店舗で販売する。

 ビタミンちくわは県民に「ビタちく」の愛称で親しまれる。製造する水産加工会社スギヨ(石川県)によると、製造量の7割が長野県へ出荷されているという。昨年1月の能登半島地震で工場が被災したため、ちくわの磯辺揚げも昨秋になって復活した。

 ちくわたい焼は1個300円(税込み)。購入すると抽選で能登半島のグルメセットなどが当たる。焼きたて屋の運営会社かめや(長野県原村)の担当者は「おいしく食べて被災地の復興を応援してもらえれば」と話している。

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