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2025年3月10日、ウクライナのキーウでのロシア軍のドローン攻撃に対し、ウクライナ軍が発砲する様子が確認された=ロイター

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は10日、2020~24年の世界の武器の輸出入量をまとめた報告書を公表した。ロシアの侵攻を受けるウクライナの輸入量は15~19年の約100倍で、世界最大。欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の輸入量も約2倍と軍拡につながった。日本も輸入が増え、世界6位の武器輸入国になった。

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 報告書によると、ウクライナの20~24年の武器輸入量は15~19年と比べて9627%増で世界の武器の総輸入量の8.8%を占めた。輸入元の割合は米国が45%、ドイツが12%、ポーランドが11%だった。

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