
東京の宇宙ベンチャー「ダイモン」(中央区)は、月面探査車「YAOKI(ヤオキ)」で挑戦していた民間初の月面走行を断念した。着陸船の姿勢が悪かったことが理由。ただ、月面の写真撮影と送信に成功し、今後に希望をつないだ。
ヤオキは今月7日未明、米インテュイティブ・マシーンズが開発した着陸船「アテナ」に載せられ月面に着陸した。だが、アテナが横倒しの姿勢で着陸したため、その後に予定していた月面走行はできないと判断した。ヤオキの車輪は動かせたため、着陸姿勢に問題がなければ走行できたとみられるという。ヤオキはアテナのケース内から月面で撮影した画像を2時間以上にわたって地球に送り、任務を終えた。
車輪のネジつくった中小企業の社長「喜ばしい」
同社の中島紳一郎社長は「ヤ…