
サッカーJ3に今季昇格した高知ユナイテッドSCが9日、ツエーゲン金沢と金沢市の金沢ゴーゴーカレースタジアムで対戦し、2―1で競り勝った。Jリーグ公式戦初勝利。サポーターらは「まだまだこっからやきね」と土佐弁でエールを送った。
今季3試合を終えて2敗1分けだった高知。観客4836人が集まる中、高知サポーター席は30人ほどだったが、「高知好きなら 飛べ!飛べ!」といった熱い声援に選手が応えた。
高知は、J1通算101得点のFWパトリックを擁する金沢に押し込まれながら、体を張ってゴールを死守。前半16分、FW新谷聖基選手のパスを受けたFW小林心選手のミドルシュートで先制した。さらに後半9分にも小林選手のヘディングシュートで2―0とリードを広げ、金沢の反撃をしのいで逃げ切った。
勝利の瞬間、スタンドでは土佐名物・カツオののぼりやぬいぐるみが掲げられた。2得点の小林はメガホン越しに「お待たせしました! やっと初勝利を勝ち取れた。ここから勝利を積み重ね、J3優勝を勝ち取りたい」と誓った。
サポーター歴10年という高…