
香川県丸亀市で外国にルーツを持つ子どもたちを対象に学習支援をしている「オアシスこくさい教室」。そこでは、元教員やソーシャルワーカーら約10人が関わり、日本語を中心に勉強を教えている。代表の池内道子さん(68)に活動の経緯や思いを聞いた。
――どんな教室ですか
外国で生まれたり、親が外国出身だったりする小学4年生から中学3年生くらいの子どもたちを対象に、毎週金曜の午後4時~8時、無料の学習支援の教室を開いています。習熟レベルに応じて、日本語を基礎から教えることもありますし、宿題を一緒にすることもあります。中国やフィリピン、ミャンマー、ペルーなどにルーツを持つ子どもが通っています。
小学校を退職し、頭に浮かんだ子どもたち
――オアシスこくさい教室でどのように日本語や勉強を教えていますか
日本語がまったく分からなくても、基本的に翻訳機は使わずにコミュニケーションを取ります。使うと日本語を覚えられないからです。
日常会話と学習で使う言葉は…