
財務省が4日に発表した2024年10~12月期の法人企業統計調査によると、金融・保険をのぞいた全産業の売上高は前年同期比2.5%増の398兆38億円で、四半期では最高となった。サービス業や建設業で値上げが浸透したことが大きい。ただ、設備投資は0.2%減の14兆4518億円で、15四半期ぶりに減少に転じた。
売上高が最高値を更新したのは07年1~3月期以来で、17年9カ月ぶり。サービス業と建設業は10%を超す増収となった。
全産業の経常利益は13.5%増の28兆6919億円で、過去3番目の高水準。増益は2四半期ぶりで、円安傾向に転じて海外での収益がふくらんだことも奏功した。
設備投資は、研究開発費を含…