
東京都調布市の深大寺で3日、だるま市が始まった。江戸時代から続く、春の訪れを告げる風物詩で、日本三大だるま市の一つ。境内や参道などに約300の露店が並び、雨の中でも多くの人でにぎわっていた。4日まで。
僧侶による梵字(ぼんじ)の目入れも行われ、境内で購入されただるまの左目には物事の始まりを表す「阿(あ)」の字を、家や店などから持ち込まれ、納められるだるまの右目には物事の成就を意味する「吽(うん)」の字を書き入れていた。
また、4月26日からは深大寺の秘仏「元三大師像」が公開される。日本最大と言われる約2メートルの肖像彫刻で、50年に1度しか公開されないが、このほど江戸時代以来の大修理を完了し、特別公開されることになった。問い合わせは深大寺(042・486・5511)まで。