米国のバイデン大統領は1日、移民を歓迎していることが米国の経済成長の理由の一つだと述べた上で、「なぜ日本は困難を抱えているのか。外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言した。ロイター通信や米メディアが報じた。
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報道によると、発言はワシントンで開かれた11月の大統領選に向けた資金集めイベントでの演説の中で出た。バイデン氏は米国と比較する形で、「なぜ中国は経済的にこれほど行き詰まっているのか。なぜ日本は困難を抱えているのか。なぜロシアは? なぜインドは? それは彼らが外国人嫌いだからだ。彼らは移民を望んでいない。移民こそが我々を強くするのだ」と語った。
ロイター通信は「米大統領選を前に、多くの有権者にとって非正規移民への懸念が最重要課題となっている」と報道。
米ブルームバーグ通信は「バイデン氏は同盟国の日本を、ライバルである中国やロシアとともに『外国人嫌い』と呼ぶ国のリストに加えた。日本政府の反発を招くかもしれない」と伝えた。同通信は、バイデン氏は4月にも中国の経済的苦境と移民を受け入れようとしない姿勢を結びつけた発言を繰り返していたとも報じた。(浪間新太)