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ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援をめぐり、欧州各国やウクライナ、カナダなど16カ国と北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)の首脳級会合が2日、ロンドンで開かれた。会合を主催したスターマー英首相は、和平に向けた合意後にウクライナの安全を保証するため、英国などによる有志連合でウクライナに派兵する方針を示した。
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会合では、ウクライナへの軍事支援強化とロシアに対する経済的圧力の継続でも合意した。
スターマー氏は会見で今後、和平に向けた合意がなされた場合に「英国は他国と協力して、地上部隊と航空部隊を派遣する用意がある」と述べ、有志連合を構築する考えを示した。その上で「欧州は重い責務を果たさなければならない」としつつ、「米国の強力な支援が必要」と語った。既にトランプ米大統領には方針を説明しているという。
会合では、多くの国が有志連合への「貢献」を表明したとしたが、具体的な国名は明かさなかった。
また、英国として新たに16…