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第97回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞で、日本の小学校を舞台に児童の日常を記録した「Instruments of a Beating Heart」がノミネートされている。2日(日本時間3日午前)にロサンゼルスで開かれる授賞式の前日、現地入りした山崎エマ監督に話を聞いた。
山崎エマ氏
神戸市生まれ。イギリス人の父と日本人の母を持つ。19歳で渡米し、ニューヨーク大学映画制作学部を卒業。今回アカデミー賞でノミネートされた作品は、『小学校~それは小さな社会~』の短編版で、東京・世田谷の公立小学校で150日間にわたり撮影した。
――今の心境は
「制作チームも続々とロサンゼルスに到着しています。大好きだった仲間がここに来て、自分の結婚式みたいな感じです」
小学校教育で「つくられた」という気づき
――映画を通じて一番伝えた…