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山口県宇部市の長生炭鉱をめぐり、行政主導の遺骨収集を求める市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(刻む会)の訴えは、またも届かなかった。28日、潜水調査への支援などを国側に求めたが、調査に消極的な国側の姿勢は変わらなかった。先行きが見通せないなか、刻む会は4月に潜水調査を再開する。
長生炭鉱では、戦時中の水没事故で183人が死亡した。刻む会は坑道につながる坑口を発掘し、遺骨収集に向けた潜水調査を続けているが、遺骨は見つかっていない。
この日、刻む会は東京都の厚生労働省で、厚労省人道調査室と外務省日韓交流室の担当者と約1時間面会した。両省の大臣宛てに、刻む会主導の潜水調査に対する資金面と技術面の支援などを求める要請書を手渡した。
これまでの調査で、坑口が劣…