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東京電力は26日、航空機突入などの大規模テロに備えて柏崎刈羽原発6、7号機で建設を進めている「特定重大事故等対処施設(特重)」の工事計画に関して、完成予定時期を従来の「7号機2025年3月、6号機26年9月」から「7号機29年度半ば、6号機31年度半ば」に変更すると、新潟県や柏崎市、刈羽村に伝えた。
特重は福島第一原発事故後の新しい規制基準で必要とされた施設で、7号機は今年10月まで、6号機は29年9月までに整備しないと、仮に再稼働をしていても、運転を止めなければならない。東電は再稼働が実現した場合は、7号機と6号機の運転を交互に進めることで継続的な電力供給を目指すとみられる。花角英世知事は26日夕、記者団から再稼働の議論の行方への影響を問われ「直接はないのではないか」としたうえで、「再稼働の議論は、原発とどう向き合うかという議論」と語り、「何号機を動かすかというのは本質的な議論ではない」と述べた。
東電は27日に工事計画の変…