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【愛媛】伊予鉄道の郊外線で67年ぶりの完全新設計の新型車両となる7000系電車が21日、営業運転を始めた。松山市駅で出発式があり、清水一郎社長や沿線自治体の首長らがテープカットし、出発合図をした。
新型車両は省エネ性能を向上させて消費電力を削減、再生可能エネルギーの電力を使用する。扉の上部にデジタル画面を設置。中づり広告をやめて、広々とした車内を実現した。近畿車両(大阪府)が製造した。
2編成6両で、横河原線、高浜線、郡中線を走る。伊予鉄グループは、3年間で約40億円を投資し、計6編成18両を新型に置き換える予定。
出発式で清水社長は「公共交通は厳しい環境ですが、前向きに投資していきますので、みなさまにはぜひ、乗っていただきたい」とあいさつした。