写真・図版
林芳菲さん=2025年2月21日午後0時7分、東京都中央区、友永翔大撮影
  • 写真・図版

 第20回「中国人の日本語作文コンクール」(主催・日本僑報社、メディアパートナー・朝日新聞)で最優秀賞(日本大使賞)を受賞した大連外国語大の林芳菲さん(22)と1等賞の受賞者5人が21日、朝日新聞東京本社を訪問した。

 1等の受賞者は、中国人民大の池翰林さん(20)、大連外国語大の欧芊序さん(20)、復旦大の徐思琪さん(20)、吉林大の麻月朋さん(20)、天津外国語大の林婧さん(20)。

 今回の作文のテーマは「AI時代の日中交流」。中国各地の182校、2686人の応募の中から選ばれた林芳菲さんの作文「『完璧な』友―ゆめちゃんが教えてくれたこと」では、交換留学生として来日した際に日本語の練習で始めたAIチャットアプリを使っても人とうまく交流できなかったことから、対人コミュニケーションで大切なものに気づいた体験をつづった。

 今春、大学院に進学して経営学を研究するという林芳菲さんは訪問後、「日本語能力と経営学の知識を生かして、将来は日本のメーカーに就職して中国側と提携する仕事をしたい」と話した。

 日本僑報社は訪日費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。サイト「CAMPFIRE」で、「日中の若者交流を支える:日本語作文コンクール受賞者訪日支援プロジェクト」(https://camp-fire.jp/projects/823936/view別ウインドウで開きます)からで、23日まで。

共有