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第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕)に出場する至学館(名古屋市東区)に21日、開会式の入場行進で使う選抜旗が授与された。
体育館であった授与式では、県高野連の白井雅彦会長が「たくさんの人がみなさんを見ている。甲子園でも礼儀正しく、真摯(しんし)に野球に向かう姿を見せてほしい」と激励。一般生徒が見守る中、代表で船橋幸多主将(2年)が奥川渉校長から旗を受け取った。旗のデザインは出場校ごとに異なるが、至学館は白とチームカラーでもある青のツートンカラーに。船橋主将は「選抜に出場する32校しかもらえない旗なので、特別感がある」。初めて甲子園で指揮を執る鈴木健介監督(43)は一般生徒に向け、「いつも隣に座っている野球部の生徒たちが一番輝く瞬間を、甲子園で見てください」と呼びかけた。
チームは3月上旬に沖縄へ遠征する予定だ。