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「整体師」と大書した黒いTシャツ姿の男性を、高知市内のイベントでよく見かけた。声をかけたら、日高村地域おこし協力隊員の松島圭祐さん(37)。なぜわざわざ村で整体師に? 話を聞きに村を訪ねた。
――一年中いつも「整体師」のTシャツ姿なのですね
おととしのクリスマスに、元協力隊員の女性がくれました。最初は恥ずかしかったけど、「あのTシャツの整体師」とおぼえてもらうきっかけに。今は他の服を着て歩く方が、まるでパジャマ姿のように恥ずかしいです。
――なぜ整体師に?
高校3年の時に左足を脱臼して接骨院に行ったら、一発で魔法のように痛みが消えて感動し、先生に「この仕事がしたい」と専門学校を紹介してもらったのが始まりです。
国家資格の「柔道整復師」として接骨院や介護施設、スポーツジムなどで働きましたが、様々な施術で学んだことをもれなく発揮出来る場がない。それで独立・移住し、整体師として再スタートしました。
――なぜ日高村に来ましたか…