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雪化粧した境内で大根焚(だ)きのふるまいが行われた=2025年2月8日午前10時33分、京都市左京区、新井義顕撮影
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 2月最初の午(うま)の日「初午」の前後にある行事「初午大根焚(だ)き」が8日、京都市左京区大原の三千院で始まった。雪が降り積もる中、紺の着物に赤いたすき姿の大原女(おはらめ)に扮した女性たちが、大釜で炊いた地元産の大根を振る舞い、無病息災を願った。

 初午の行事は、全国にまつられる稲荷社の総本宮・伏見稲荷大社(京都市伏見区)の神が初午の日に稲荷山に降臨したとされることにちなむ。三千院の境内にも稲荷社があり、30年以上前に大根焚きが始まった。大原女は、かつて、薪やしばを頭にのせて大原から京の町へ売りに行った女性たちだ。

 11日まで。午前9時~午後4時。大根は無料だが、参拝料(一般700円など)が必要。問い合わせは三千院(075・744・2531)。

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