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大阪府は4月から、庁舎内での冷暖房の稼働時期や時間を拡大することを決めた。早朝や夜間は空調が切れる運用となっており、職員たちから労働環境の改善を求める声があがっていた。
府庁の空調は、これまで夏季(7~9月)と冬季(12月~3月中旬)の平日午前9時~午後6時半の時間帯に稼働。これら以外の時期は、さらに時間を短縮していた。
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4月からは、冷房は5月20日~10月31日、暖房は11月21日~4月10日とし、時間は午前8時~午後9時に改める。光熱水費などの必要経費を年間5700万円程度と見積もっており、新年度予算案に計上する。
職員からはこれまで、「(夏は)サウナのような環境で罰ゲームかと思う」「(冬は)室内でダウンを着てカイロが離せず、しんどい」との声も漏れていた。
府の労働組合が昨年8月に実施したアンケートでは、夏の仕事中に熱中症の症状を感じたことがあると約4割の職員が回答。病院に搬送されたという職員や、職場環境の劣悪さを理由に転職を検討しているという職員もいたという。