ホンダは2日、米中西部オハイオ州の工場で、電気自動車(EV)をガソリン車やハイブリッド車(HV)と同一ラインで生産すると発表した。投資額は計10億ドル(約1500億円)。トランプ米大統領がEV普及策に反対して今後の需要が予想しにくい中、EV専用工場の新設ではなく既存工場を改修して同じ設備を使うことで投資額を抑える。
ホンダは2023年にオハイオ州をEV生産の主力拠点とする計画を打ち出した。州内に複数ある工場のうち、メアリーズビルとイーストリバティーにある完成車工場では現在、ガソリン車とHVを生産している。このラインを改修し、EVも同じラインで生産できるようにする。EVは電池が重く車体も重くなるため、ラインを重さに耐えられる構造に強化するなど改修するという。
25年後半に北米向けブランド「アキュラ」のEVの生産を始め、26年からはホンダブランドのSUVとセダンをつくる。
また、州内にあるエンジン生…