写真・図版
ファンタジースプリングスの「アナと雪の女王」をテーマにしたエリア=2024年5月7日、千葉県浦安市、若井琢水撮影
  • 写真・図版

 東京ディズニーシー(TDS、千葉県浦安市)で、昨年6月にオープンした新エリア「ファンタジースプリングス」の入場制限が完全に撤廃され、TDSの入場券だけで入れるようになったことがわかった。これまで有料のパスなどを持つ人限定だったが、TDS入場者は誰でも入れるようになった。

 運営会社のオリエンタルランドは1月7日、公式サイトで「当日の運営状況によっては制限を行わない可能性がある」と発表していたが、28日以降は一貫して制限しないことを決めたという。「完全撤廃」は公式には発表していないが、朝日新聞の取材に対して明らかにした。

アナ雪などの新エリア

 新エリアは「アナと雪の女王」など三つのディズニー映画をテーマにしたエリアとホテルで構成。昨年6月6日のオープン以降「高い体験価値を維持するため」として入場人数を制限してきた。入場には有料の「ディズニー・プレミアアクセス」「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」を購入するか、専用アプリで先着順で入手できる「スタンバイパス」(無料)を入手する必要があったが、入手が困難なこともあった。

 同社は、順調に運営できており、高い満足度を担保できると判断して制限撤廃に踏み切ったという。ただ、アトラクションに乗るには、引き続き3点のいずれかが必要になる。

 同社は「より多くのゲストに世界観をお楽しみいただけるよう運営方法を変更した。世界で唯一のファンタジースプリングスの世界観を引き続きお楽しみいただきたい」とコメントした。

共有