埼玉県八潮市で県道が陥没して2トントラックが転落した事故で、中野洋昌国土交通相は31日の閣議後会見で「人命救助に全力を尽くし、速やかな復旧に向けて最大限取り組む」としたうえで、「事故原因の調査結果などを踏まえて必要な対策をしっかりと検討、実施していく」と述べた。
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国交省によると、下水道管が原因となる道路陥没は、都市部を中心に2022年度は約2600件発生し、8割以上は老朽化が原因とされる。十数年前は4千件を超え、国は2015年に下水道法を改正し、腐食のおそれが高い下水道管を5年に1回以上点検することを義務化した。
中野氏は会見で「しっかり点検をしていく、しっかり取り組みを進めていこうとやってきた。他方でこのような事故が起きたことは非常に重く受け止めている」と語った。
また、下水道を含めて高度経…