栃木県内の公立小中学校の給食費をめぐって、来年度から那珂川町は無償化を掲げ、宇都宮市は児童生徒1人あたり月額2千円の家計の負担を軽くする方向だ。物価高から食材費は高騰中で、各自治体は家計の負担増を抑えるよう四苦八苦している。給食費の現状を調べた。
記事の後半に、栃木県全25市町の給食費保護者負担額の一覧を掲載しています。
学校給食法は、食材費を保護者負担と規定している。各自治体の判断で負担軽減策を導入できるため、自治体によって保護者の負担額はまちまちだ。
2024年度の保護者負担額では、無償化は日光市のみ。負担が最大の益子町と、日光市をのぞいた最小の那珂川町とでは、小・中学生とも2倍以上の開きがある。
益子町では食材費の高騰を受…