米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は23日、トランプ大統領がポンペオ元国務長官やボルトン元大統領補佐官(国家安全保障担当)らの身辺警護を打ち切ったと報じた。米国が対立するイランに命を狙われているとしてバイデン前政権が警護をつけていたが、トランプ氏は自身から離反したとみなす第1次政権高官への報復に出た形だ。
ボルトン氏は1期目に大統領補佐官を1年半ほど務め、トランプ氏と対立して退任。その後は同氏への批判を繰り広げてきた。NYTなどによると、トランプ氏は今月21日までに、警護隊による身辺警護と、機密情報にアクセスする権限を、ボルトン氏から取り上げた。ボルトン氏はX(旧ツイッター)に「警護の打ち切りに失望したが驚いてはいない」と投稿した。米司法省は2022年、ボルトン氏の暗殺を企てたとしてイランの精鋭部隊・革命防衛隊員を起訴していた。
ポンペオ氏は1期目のトラン…