新NISA(少額投資非課税制度)が始まって1年。約2500万件の口座のうち4割強を占めるのが、ネット証券の楽天証券とSBI証券だ。2強の一角、SBIの高村正人社長は「NISAは国策」と話す。今後の課題などをたずねた。
――NISA口座数はトップの楽天600万(昨年末)に対し、SBIは523万(昨年9月末)と追いかける構図です。
「総合口座や株式取り扱いシェアなど、いろいろな指標で弊社は業界トップだ。ただし、唯一見劣りしているのがNISA口座。当然(楽天を)意識している」
――なぜNISAに力を入れているのでしょうか。
「NISAは国策だ。収益性…