テニスの全豪オープン第10日は21日、メルボルンでシングルス準々決勝があり、女子は2連覇中のベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカと世界ランキング12位のパウラ・バドサ(スペイン)が4強に進んだ。

 男子は同2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が同11位のトミー・ポール(米)を下して2年連続の準決勝進出。

 女子ダブルス準々決勝で加藤未唯(ザイマックス)、レナタ・サラスア(メキシコ)組は3―6、2―6で第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)、エリン・ラウトリフ(ニュージーランド)組に敗れた。

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 車いすの部シングルス1回戦も始まり、女子で上地結衣(三井住友銀行)は船水梓緒里(しおり)(LINEヤフー)に6―0、6―0で完勝し、8強に進んだ。男子の小田凱人(ときと)(東海理化)も勝ち上がった。

1球分、サーブの改造

 一つもゲームを落とさない完勝だった。しかし上地は勝利の直後、スイングを確認するようにラケットを振った。

 昨夏のパリ・パラリンピックを30歳で迎えた。現役最後の大会にする気持ちが「4割」はあったという。パリを終えたならば、「テニスはもういいかなと思うかな。満足して終わるかな」という想像もあった。

 パリでは、2012年ロンド…

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