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2025年1月20日、米ワシントンで開かれた大統領就任式で宣誓をするトランプ大統領=AP

 トランプ大統領は20日、就任直後に米国が気候変動対策の国際ルール「パリ協定」から離脱するための大統領令に署名した。米国は、前回のトランプ政権下でもパリ協定から離脱したが、バイデン前政権で復帰していた。世界各国が協調して排出削減を進めようとするなか、米国の気候変動問題に対する姿勢は大きく方針転換する。

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 前回の脱退時には、規定によって正式脱退まで3年かかった。今回は通告から1年で離脱が可能となる。

 トランプ氏は大統領選で「ドリル、ベイビー、ドリル(掘って、掘って、掘りまくれ)」を看板政策の一つとして、化石燃料の増産を目指すとしていた。

 20日の大統領就任演説でも「エネルギー非常事態宣言を出す」と語り、「ドリル、ベイビー、ドリル」政策を実行すると表明した。バイデン前政権の政策から変更し、電気自動車の普及策を撤回して、「米国の自動車産業を救う」とも主張した。

 バイデン前政権は昨年12月…

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