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パレスチナ自治区ガザにおける停戦を喜ぶ子どもや男性たち=2025年1月19日、ガザ南部ハンユニス、ムハンマド・マンスール撮影
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 パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意が19日に発効した。停戦は3段階で進められる予定で、合意が着実に履行されるかが焦点だが、戦闘の終結につながるかどうかは不透明さが残る。

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 停戦は当初、19日午前8時半(日本時間午後3時半)に始まる予定だったが、ハマスがこの時間までに解放する人質のリストを明かさなかったため、午前11時15分に発効が遅れた。イスラエル軍はこの間にガザで攻撃を実施し、ガザの民間防衛隊によると、19人が死亡した。

 ガザには今も約100人の人質がいるとみられている。19日に始まった停戦の第1段階は6週間で、ハマスが女性や高齢者、負傷者ら33人の人質を解放する。19日はまず女性3人が解放される見通し。イスラエルも拘束しているパレスチナ人を釈放する。ガザに駐留するイスラエル軍は人口密集地から撤退する。ガザへの人道支援物資の搬入も強化される。第2段階で残りの人質の解放とイスラエル軍の全面撤退、第3段階で人質の遺体の引き渡しと、ガザの再建が予定されている。

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