写真・図版
2025年大阪・関西万博会場の完成イメージ=日本国際博覧会協会提供

 4月開幕の大阪・関西万博で、石川県の伝統工芸「輪島塗」でつくられた大型地球儀が展示されることになった。昨年1月に発生した能登半島地震の被災地の復興を推進することも目的だ。

 万博を主催する日本国際博覧会協会などによると、大型地球儀は球体部分が直径1メートル、重さは215キロ。「対立や分断を超えて他者に思いを巡らすことを伝えていく」という願いが込められており、万博の理念とも一致すると判断されたという。

 万博から撤退したイランが入る予定だった建物内に展示される予定。能登半島地震では、家屋倒壊や津波で石川県や富山県が甚大な被害に見舞われた。

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