広島県江田島市で17日に発生した山林火災は、19日午後1時40分ごろ、火の勢いがおさまった鎮圧状態となった。市消防本部によると、焼損面積は約30ヘクタールとみられ、けが人や住宅への延焼被害はなかった。
火災は17日午前、海上自衛隊第1術科学校長浜射撃場付近から広がった。当時、射撃場では爆破訓練中だった。同学校が訓練での火が燃え移った可能性や、訓練の不備などについて調べている。
市消防本部によると、鎮火状態には至っていないため、消火活動を続ける。現場は岩肌が多い一帯で、出火当時、乾燥注意報が出ていた。