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記者会見に臨む港浩一社長(左から2人目)らフジテレビ幹部=2025年1月17日午後3時1分、東京・台場のフジテレビ、滝沢文那撮影
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 タレントの中居正広さん(52)が女性との間でトラブルになり、週刊文春などでフジテレビ幹部社員の関与が報じられている問題を受けて、同社の港浩一社長は会見を開いた。今後、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を新たに設けるという。港社長は「視聴者、関係者に多大なご心配をおかけしていること、現在まで説明ができていなかったことについておわび申し上げる」と謝罪した。

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 港社長は、発端となった事案を直後の2023年6月初旬に認識したと説明。女性の様子の変化に気付いた社員が話を聞いたところ、「センシティブな領域の問題」と認識し、専門医らの指導に基づいて、対応したと言及した。女性には「事案を公にせず、他者に知られずに仕事に復帰したい」との意思があったといい、心身の回復とプライバシーの保護を最優先にしてきたと繰り返した。

 中居さんについては、話を聞いたとしたが、詳細について言及はなかった。

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 また、フジは女性と示談が進んでいることを把握し、MCを務めるレギュラー番組「だれかtoなかい」の番組の放送終了を検討していたことを明かした。「唐突に終了することで臆測が生じることを懸念して、慎重に終了のタイミングをはかっていた。プライバシーを守ること、体調面への配慮、中居氏側の認識、示談(交渉)が進んでいたことなどから番組については難しい判断があった」とした。

 港社長によると、「トラブル…

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