愛知県警が2020年から運用を始めた防犯情報などを提供するアプリ「アイチポリス」が昨年11月に10万ダウンロードを達成したことを記念して、名古屋市中区で16日、アプリの機能を知ってもらうイベントがあった。県警から「特別防犯支援官」を委嘱されたSKE48のメンバーも参加し、ファン80人が集まった。
アプリでは、県内各地域の特殊詐欺の被害件数を知ることができる。愛知大学の防犯ボランティアの学生やSKE48の熊崎晴香さん、浅井裕華さんがイベントでこうした機能を紹介した。アプリをダウンロードしたファンにはメンバーからステッカーが手渡された。
熊崎さんは、アプリにある防犯ブザーの機能について「荷物を増やしたくない若者も、万が一のときにすぐ音が鳴らせていい機能だと思う」。浅井さんは住んでいる地域を選べることに触れ、「自分だけの地域情報を知られて便利。これからも利用していきたい」と話した。
アプリには痴漢撃退機能もあり、「痴漢です 助けてください」「ちかんされていませんか?」と書かれた画面を周囲に見せて助けを求めたり、被害に遭っていないか確認したりすることもできる。
県警生活安全総務課によると、実際に撃退機能を使って通報につなげられた事案もあるという。
アプリは県警HPからダウンロードできる。(https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/seian-s/anzenmap.html)