米ロサンゼルス近郊で続く山火事について、国際研究グループ「クリマメーター」は気候変動による気象条件の変化が山火事を激化させたとする初期の分析結果をまとめた。研究者は「気候変動によって増幅された異常気象が重なり、前例のない災害を引き起こした」と指摘している。
クリマメーターに参加するフランス国立科学研究センターの研究者らは、今回の山火事が起きた際の地表の大気圧のパターンを特定したうえで、過去(1950~86年)と現在(1987~2023年)のそれぞれで似たパターンを抽出して比較した。
すると、現在は過去に比べて…