15日午前11時40分ごろ、沖縄県名護市辺野古崎の北北東約1.4キロの海上で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設工事を行っている船から油が流出した、と中城(なかぐすく)海上保安部に通報があった。
現場は、防衛省沖縄防衛局が昨年1月に着工した大浦湾側。海保によると、ボーリング工事を行っていた船の作業員が、海面に浮かぶ油を発見した。オイルフェンスで囲み、油吸着シートを使って約20分後に回収を終えたという。
ボーリング中に作動油が漏れた可能性があり、流出量や原因は不明だが、環境被害は15日夕時点で確認されていないという。