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芝浦工業大学が連携協定校などを対象に実施するサマーインターンシップ。同大の研究室で女子高校生らが研究体験をする=同大提供
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 埼玉県内にある私立中学校での入試が始まり、首都圏の中学受験シーズンが本格的にスタートした。各地の私立中高では、高校と大学が交流を深める高大連携の取り組みが進んでいる。

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 「高大連携、増えました。子どもたちにとって価値があることだ、と発信したい」

 昨年12月9日、東京都内で開かれた首都圏の中学受験動向を解説するセミナーに登壇した、早稲田アカデミーの竹中孝二・教務本部長が、こう訴えた。セミナーには、学校や塾の中学入試の担当者ら120人が参加した。

 高大連携とは、高校生が大学で授業を体験できるなど、高校と大学が交流を深める取り組みだ。

企業の危機感、理系志望も増

 女子校と理系の学部を持つ大学の連携が目立つ。

 芝浦工業大(東京都江東区)は2021年、山脇学園中学・高校(東京都港区)と連携協定を結んだことを皮切りに、23年までに女子校3校と協定を結んだ。

 担当者は「国内の企業は、海…

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