【神奈川】9月は、日本対がん協会が定めた「がん征圧月間」。アピタテラス横浜綱島(横浜市港北区)で8日、同区に住む乳がん経験者、丸橋真生さん(36)が講演した。
丸橋さんは「まさか自分がと思った」と告知された時を振り返り、「ネットで検索するより、経験者に話を聞いてリアルな情報を集めて」と来場者にアドバイスした。
さらに、10月が乳がんの正しい知識を広めて早期受診を推進する「ピンクリボン月間」であることに触れ、「忙しくて自分のことを後回しにしてしまう方も、早期発見のため1年に1回は自分一番の日を作って検診を受けて」と呼びかけた。
講演後、来場者らは乳がんのしこりと似た感触の部分があるシリコン製の模型に触れる体験をした。同区の菊田梢さん(42)は「家族とセルフチェックしたり、健康診断に乳がん検診をプラスしたりして、気をつけたい」と話した。(手代木慶)